コンテンツとプロセス

知り合いの先生にくっついて某大学の某先生の研究室にお邪魔してあれこれとお話を伺う。本で読むよりもずっと面白かった。
その帰途、「教科教育はコンテンツとプロセスという(少なくとも)二つの異なる次元に分けて考えなければならないのだ」ということを卒然として悟った(笑)。
自分はもともと国語という授業の内容(あるいは学問分野といってもいい)が好きで、その面白さを伝えたいというのが教員をめざす動機だった。んで、教育学系のモノって(曖昧な言い方だが)なんかうさんくさい気がして、割と敬遠していた。失礼な話だけども、コンテンツに関係のないことには意味を感じていなかったんだと思う。でも最近は、「どのように教えると、どのように学びが起きるのか」というプロセスに関わることを考えるのがだんだん面白くなってきた。
思うに、大事なのはバランスなのだなー。「何を教えるか」ということと、「どのように教えるか」ということは、多分同じぐらい重要。専門職としての教員はその両面に通じていなくてはならない。そして中等教育というのは、どちらもそこそこ高度なものが求められる、バランスの難しい、面白い段階なのだと思う。