男性学(日本のフェミニズム別冊)
最近大学にも置かれるようになった「女性学」だが、この言葉にはずっと違和感を感じていた。ジェンダーにも女と男があるのに女性だけ特別扱いすると、不必要に問題を限定してしまうのではないかいう気がして。しかし「男性学」というのもできてきたようで、そうこなくっちゃ、という感じである。
- 作者: 井上輝子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/05/24
- メディア: ハードカバー
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どうでもいいけどジェンダー論を読んでいると橋本治がちょくちょく引用される(しかも概して高評価)のが面白い。おしゃべり文体と「俺はすごい」的スタンスのためについ「ふうーん」て流して読んじゃうんだけど、よく考えると確かに鋭いこと言っているんだよなあ。