芸○座第一回公演

「芸○座」の第一回公演を見に日本橋公会堂に行って来た。「芸○座」は東京芸術大学音楽学部邦楽科日本舞踊専攻の卒業生からなる若手舞踊集団。(ホームページはこちら)昔ちょろっと日本舞踊を習っていたことがあるのだが、その時の先生が藤蔭静寿さんという私と同い年の女の子で、彼女が出演するというのでお知らせをくれたのである。
第一部は「藤娘」。日舞の超定番曲*1だが、今回は二人立ち。うち一方が私の先生でした。あでやかな娘二人が掛け合いながら踊る振り付け。うつくしー!
第二部は「新作・蜘蛛の糸」。芥川龍之介の小説をミュージカル仕立てにしてある。小ネタ満載で笑える演出。もちろん台詞も歌も現代語。音楽も華やかで楽しかった。脚本も自分達で書いたとのこと。よくやったなぁ。
お偉い先生らしき人が「素人さんにはいいかも知れないが、おふざけが過ぎないか」と苦言を呈しているのもちらっと聞こえたけど、歌舞伎やなんかも元は大衆芸能だったのだし、むしろ正しいカタチなのではないかと思った。素人考えだけどさ。これぐらいのインパクトでやらないと、伝統芸能は先細る一方でしょ。
自分達で場を切り開いていく彼らのパワーは素晴らしいと思うし、文化振興のためにも応援したいと思う。第二回も楽しみだ。さらに面白い舞台を見せてくれることを期待している。がんばれ〜!

*1:私も踊ったぐらいだ。