煩悩の文法

煩悩の文法―体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話 (ちくま新書 730)煩悩の文法―体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話 (ちくま新書 730)
定延 利之

筑摩書房 2008-07
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おー定延さんがちくま新書で出してるー。と思って買ってきた。文法の話を読むのは久しぶりじゃ。
今まで論文で読んでいた時にはピンとこないところもあったんだけど、体験の文法という枠組みでドンと出されると、なるほどと思える。探索と体感を環境とのインタラクションと捉える説明もストンと落ちた。うまいなあ。
あと記しておくべきは挿絵がかわいいこと。川口澄子さん。この人は『民主主義という不思議な仕組み』の時も思ったけど、内容を結構がっつり反映した挿絵を描くね。どういう指示で描いてるんだろう?