海辺のカフカ

海辺のカフカ (上) (新潮文庫) 村上 春樹 新潮社 2005-02-28 売り上げランキング : 1764 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

ちょっと前にブックオフで買って、お風呂で一章ずつ読み進めていた。一章の長さがちょうどいいというか、ちょっとのぼせちゃうぐらいだったんだけど、後半ジョニー・ウォーカーさんが出てきたあたりから勢いが出てきて陸に上がっても読み続け、上巻を読了。
「僕」の物語とナカタさんの物語を行ったり来たりする中でリンクしていく、この形式は好き。妙にストイックな主人公の性欲を（頼んでもないのに）処理してくれる女の人が出てくるあたりは（これも村上春樹的には定番だけど）冷めちゃいますが。
オーストラリアでホームステイした時のホストファザーが村上春樹好きで、海辺のカフカがお気に入りだったんだけど、「これは男性のための物語だと思う」と言っていたのを思い出す。多分そうなんだろうな。まあ、それでも十分面白いけどね。さて下巻を買ってこなければ。