戦争の世紀を超えて
戦争の世紀を超えて―その場所で語られるべき戦争の記憶がある 森 達也 姜 尚中 講談社 2004-11 売り上げランキング : 26603 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
戦争と言えば、国語の教科書でも必ず戦争教材というのがある。しかし学校の平和教育で語られる戦争というのは「侵略戦争の反省」「悲惨な被爆体験」「二度と戦争を繰り返してはいけない」という定型的な語りからなかなか抜け出ていなくて、まあそれはそれで間違っている内容とは思わないのだけど、思考停止の感はある。こういう定型文ではない「戦争についての語り」を読む機会があってもいいなぁ。そういう意味でも面白い本だった。