1Q84 book1,2,3
うちの両親が持っていたので借りて読んだ。二日で三冊を一気読み。本当ならbook2まで読んでいったん「これで終わり」と思ってからbook3を読むべきだったのかもしれない。しかし少しずつ読んでいたら読み終われなかったかもしれなかったので、続けて読んでよかったとも思う。(以下ネタバレ注意)
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作品全体の感想としては、「良くも悪くも村上春樹」という感じ。やっぱり主人公はモテなきゃいけないし筋トレもしなきゃいけないんだなぁ。でも今回は女性の内面と父親の死が描かれていて、そのへんは良かった。★★★。
「天吾くん、あなたはどこにいるの?」という青豆のモノローグに、これはもうひとつの『ノルウェイの森』なのかな、という気がした。もちろん、エンディングの緑の台詞だ。最初の二冊は装丁も赤と緑だし。
だとしたら『ノルウェイの森』もやはりハッピーエンドとして読むべきなのか?またはハッピーエンドに書き直したと読むべきなのか?どっちでもいいんだけどさ。ちなみに『ノルウェイの森』の結末について夫と話したとき(私の意見はこの記事の後半を参照)、「よく覚えてないけど、男はみんな脳天気に読んでると思うよ」と言われて「なんと!」と思った。でも男子読み・女子読みってあるよね。