2009年に読んだ本
今年も100冊が目標でしたが、最終的に読んだのは86冊でした。(昨年は111冊)読書は数じゃないやい!なんだけど、別に大作を読んだわけでもないので、まあ今年は忙しかったんでしょうな。でも読んだ中でハズレはそれほどなかった気がします。「ブログを見て気になって読んだ」的なことを言われることもちょいちょいあって嬉しかったです。来年も100冊を目標に、いい出会いがあるよう期待しながら読んでいきたいと思います。
今年の読書ノートから、2009年のおすすめベスト20*1を発表してみます。
【ノンフィクション】なるべくいろいろな分野から選んだつもりですがどうでしょう。貧困問題については良書が多かったと思います。それを受けてか、世間の風向きも変わってきたようです。人にやさしい社会を作りたいですね。
- 貧困を考えよう(生田武志/岩波ジュニア新書)
- 住宅政策のどこが問題か(平山洋介/光文社新書)
- 2円で刑務所、5億で執行猶予(浜井浩一/光文社新書)
- イスラムの怒り(内藤正典/集英社新書)
- 夜と霧・新版(ヴィクトール・E・フランクル/池田香代子/みすず書房)
- 八月十五日の神話〜終戦記念日のメディア学(佐藤卓己/ちくま新書)
- 歴史を哲学する(野家啓一/岩波書店・双書哲学塾)
- 自由論(井上達夫/岩波書店・双書哲学塾)
- 教育と平等(苅谷剛彦/中公新書)
- 死刑(森達也/朝日出版社)
- 欲望としての他者救済(金泰明/NHKブックス)
- 動物からの倫理学入門(伊勢田哲治/名古屋大学出版会)
- オオカミ少女はいなかった(鈴木光太郎/新曜社)
- モグラ博士のモグラの話(川田伸一郎/岩波ジュニア新書)
- 手話の世界を訪ねよう(亀井伸孝/岩波ジュニア新書)
- ヴァーチャル日本語 役割語の謎(金水敏/岩波書店・もっと知りたい日本語)
- 論文の教室〜レポートから卒論まで(戸田山和久/NHKブックス)
【フィクション】年初に「今年は外国文学にも挑戦しよう」と書いたきり、そのことは忘れていたのですが、結果的に翻訳作品を多く読みました。カズオ・イシグロと出会えたのは良かったなぁ。
このリストを見て趣味が合いそうだと思った方は、あなたが読んで面白かった本をぜひ教えてくださいね。
全然かぶらねー!という方にも、私が読まなそうな本を教えて頂きたいです。
*1:今年読んだ本という意味ね。このうち半分ぐらいは今年出た本だと思います。