英語を学べばバカになる

英語を学べばバカになるグローバル思考という妄想 (光文社新書)
薬師院仁志

光文社 2005-05-17
売り上げランキング : 98784
おすすめ平均

「英語を学んでグローバル化する世界の勝ち組になろうぜ！」という人たちに対して、「それって不平等な世界に加担するってことじゃない？っていうか世界＝アメリカって勘違いしてない？そもそも英語とかアメリカとかもはや「勝ち馬」でも「長い物」でもないよ？」ということを具体的に示していく。いちいち的確で面白かった。いい本なのにタイトルがバカっぽいのはもったいない。読むべき人に届いていないだろうと思うと。私もhttp://d.hatena.ne.jp/terracao/20080917/1221593211で

『英語を学べばバカになる』（光文社新書、2005）は、何度読んでも新たな発見がある名著。
書名が胡散臭すぎるため、良心的な英語教師から手に取ってすらもらえないとよく聞く。光文社新書編集部は猛省を。書名を『「英語は国際語」という嘘、グローバル化という幻想』くらいにして増補新版を希望。

と紹介されているのを見なかったら手に取らなかったと思う。タイトルって大事ね。