Room 109

Room 109: The Promise of a Portfolio ClassroomRoom 109: The Promise of a Portfolio Classroom
Richard Burt Kent

Boynton/Cook Pub 1997-06
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読み終わったー!洋書を読み通すなんて初めてかも?がんばった甲斐あって、得るものがたくさんありました。
著者はアメリカの英語の先生。ポートフォリオを使った授業実践をまとめた本。生徒にどんどん書かせて、いろいろな活動をして、それにレスポンスして、ポートフォリオにまとめて、振り返りをして、保護者も巻き込んで、そうするうちに生徒がどんどん伸びていく。アメリカと日本では学校事情が違うところもあるけれど*1、とにかく生徒の力を伸ばすことだけを考えて次々と行動を起こす著者のバイタリティに、自分も何かせねば!という気にさせられる。
この本は元同僚が誘ってくれたメール読書会で読んだのだが、一人ではとても読破できなかったろうと思うので、感謝することしきりである。そういう意味でも、お互いに学び合うことの意味ってあるんだなぁ、と感じたりして。
これをきっかけに英語の先生と情報交換したりするようになったのだが、英語圏母語教育は結構面白いことになっているようで、とても参考になる。今やる気の波が来ているので、来年度の授業に向けていろいろ考えておこうと思っている。

*1:例えばタイトルのRoom 109は著者がいつも授業をする教室。うらやましいことに、向こうでは先生が自分の教室を持っているらしい!