ブックバトン
ゆずりさんから回して頂きました。こういうの答えるのって結構好きなのでうれしいです。
1.持っている本の冊数
多分250〜300ぐらい。
ちゃんと数えたことがないのでわかりませんが。
2.今読みかけの本 or 読もうと思っている本
『寝ながら学べる構造主義』(内田樹・文春新書)ISBN:4166602519
仕事(夏の課題図書)のために再読中。わかりやすくていい本だと思います。この人の文章は共感できるとは限らなくても妙に納得させられてしまうという不思議なところがあります。
3.最後に買った本(既読、未読問わず)
『自由という服従』(数土直紀・光文社新書)ISBN:4334032869
ちょっと前に買って昨日読み終えたところ。「共同体内で自由な主体として認められる(=一人前になる)には共同体の規則に従属しなくてはならない」というところが先日の某模試で出題されていました。
4.特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
『ことばと文化』(鈴木孝夫・岩波新書)ISBN:4004120985
高校の教科書に載っているのを読んだのが最初で、確か「水、湯」と「Water」のくだりだったと思うのですが、「ことばが世界を分節する」という考えに当時衝撃を受けたのを覚えています。言語学をやりたいと思ったきっかけのひとつ。
『夏目漱石全集(1)〜(10)』(夏目漱石・ちくま文庫)ISBN:4480021612
さすがにこの書き方は卑怯だと思いますが、全集を集めるのが受験時代の心の支えだったのでご勘弁を。やはり教科書に載っていた「こころ」をきっかけに漱石ファンになり(単純な生徒でした)、全作品読破を目指して未だ成らず。ベスト3を挙げるなら「夢十夜」と「明暗」と「こころ」かなー。文体が好きなので読んだ後はうつります。
『家族のリストラクチュアリング』(山田昌弘・新曜社)ISBN:4788506912
学部時代に読んだ本。家を出たくて仕方がなかった私にとって、「パラサイトシングル」批判は一人暮らしに正当性を与えてくれるような気がして心強く思えたものでした。親に読ませようとしたけど読んでくれなかった気がします。
『妊娠小説』(斎藤美奈子・ちくま文庫)ISBN:4480032819
迷ったけど今までで一番笑った本なのでやっぱり入れたい。私は日本の文学には「舞姫」から村上春樹にいたるまで脈々と続く「ダメ男」の流れがあるのではないかと漠然と思っていたのですが、その意を強くしました(笑)。
『はなはなみんみ物語』(わたりむつこ)ISBN:4897840066
小学生の時に読んだ童話。続編の「ゆらぎの詩の物語」「よみがえる魔法の物語」と一緒に三冊セットで確か箱入りでした。小人が主人公で、世界観にどっぷり浸って読んでいたのを覚えています。私の読書経験の原点に近い。今の子にとってはハリーポッターとかがそういう感じなのでしょうか。久しぶりに読みたくなってきたなぁ。
思い入れとか言われるとなんだか回顧的になりますね。