美男の立身、ブ男の逆襲

お風呂読書、久しぶりの読了本。最近湯船にゆっくりつかることが少なくてなかなか読み進まなかったのです。

美男の立身、ブ男の逆襲 (文春新書 (440))

美男の立身、ブ男の逆襲 (文春新書 (440))

上代から近世までの文学作品で男の美醜がどう描かれているかという話。登場する男女の美醜と役回りがその当時の社会を反映しているという。小男・出っ歯の義経がタッキー的美少年のイメージになるのは室町時代に入ってかららしい。仏教の因果応報思想とか僧の男色とか、知っていることでもこういう観点でつなげてみたことはなかったので面白かった。ブス論も読まなきゃ。