セックス神話解体新書

セックス神話解体新書 (ちくま文庫)

セックス神話解体新書 (ちくま文庫)

上野千鶴子との対談集が面白かったので読んでみた。これも面白い。強姦はされる方が悪いというパラダイムがある、セクシュアリティが文化(言葉)によって持てることが野生児の事例からわかる、性教育を通じて体制が管理しなければならなかったのは性ではなく恋愛であった、など。
生物学的決定論者への反論もあり、『女より男の給料が高いわけ』(キングズレー・ブラウン著・竹内久美子訳)を読んでもやもやしていたのが少しすっきりした。