山陰旅行一日目

山陰小旅行、着物で来ました。鉄道&レンタカーの旅。なかなか遠い。米子で降りて熊野大社見つつの玉造温泉。夜、ホテルでやってた民謡ショーでドジョウ掬いに志願してしまった。最近の島根、神話はともかく縁結び推しがハンパない。ちゃんと若い女子を掴んでる様子です。

ロンドン留学

今年の秋からロンドンの大学院に留学することになった。
生徒に言うまではと思ってあんまり書かないようにしてたけど、このたび解禁。

準備の記録をブログにまとめてみてます。

ロンドン留学おぼえ書き

先月思い立って書き始めたので、その前のところは思い出しながら復元中。
出発前に空白を埋められるかしら?(^_^;

片手で使える電子辞書

SHARPのBrain PW-GC50を買ってみました。
SHARP Brain コンパクトカラー電子辞書 高校生向け PW-GC50
片手で使える電子辞書が欲しいと思って量販店の店頭に行ったらネットで見たより値段が高いのしかなくて、たぶん新しい多機能のやつが出たのね、と思っていろいろ見ていたら、高校生向けモデルというのが私にドンピシャリだったので、買ってしまいました。ジーニアスの和英・英和、オクスフォードの英英、古語辞典にブリタニカが入ってたらもう文句ないでしょ。なにげに今まで古語辞典の入ってる電子辞書を持ってなくて不便だったのよ…。
即決で「これください」って店員さんに言ったら、「高校生向けモデルですが、よろしいんですか?」と聞かれた。大人が高校生向け買っちゃ悪いのかっ。ていうかさ、コンテンツ的には高校生向けってバランスいいよ。これが必要十分って人は結構いるんじゃないかしら。
それでこのモデル、いじってみた感じは大変よろしいです。iPhone4Sより一回り大きいけど、重さは半分ぐらい。(言い過ぎ?でもほんと軽い。ほぼ乾電池(単4×2本)の分って感じ)左手の親指一本で操作できたので、勉強中にペンをおかずに辞書が引ける。すばらしい。
しかも今の辞書ってカラー液晶・タッチパネルが当たり前なのなー。世の中の流れがはやくておばさんびっくりだよ。

一番だいじなもの

年末に愛用のレッツノートくんが調子を崩し、無線LANを全く認識しなくなってしまった。同じような症状が出た人の体験談を検索していろいろ試したけれどどうにもだめで、サポートに電話してみたら、ハードの故障かもしれないので修理に出した方がいいということだった。秋葉原の修理工房なら持ち込みで即日完了だというので、さっそく予約を取って、今日行ってきた。
朝一番の予約で意気揚々と出かけたのだが、秋葉原の駅に着いたところで肝心のノートパソコン本体を家に置いてきたことに気付く。慌てて電話連絡して遅れる旨を伝えて取りに戻ったのだが…。ありえない。我ながらありえないよ!パソコンを忘れてパソコンの修理に行くって相当やばいだろ。一番だいじなものを忘れていったい何をやっているのか。
まあ、この手のことは今までにも財布を忘れて買い物に行ったりバイオリンを忘れてお稽古に行ったりランドセルを忘れて学校に行ったりと色々やらかしてきているので、別に年を取って記憶力がとかそういうことではない。(よけい問題だったりして)
レッツノートくんは無事に即日修理で元気になり、無線LANもバッチリつながるようになった。他に問題ないかもチェックしてもらったのでよかったと思う。ちなみにお会計は無線LAN基板交換と技術料で3万円ほど。…うーん、延長保証入っておけばよかったかしら。私、延長保証って何年も保証書を取っておける自信がなくていつもあんまりやらないのよね。まあ、しょうがない。とにかくデータが消えることもなく無事に直ったので、満足である。キーボードも無償交換で綺麗になったし♪

How to Write a Lot

How to Write a Lot: A Practical Guide to Productive Academic WritingHow to Write a Lot: A Practical Guide to Productive Academic Writing
Paul J. Silvia

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アメリカの心理学者が書いた、「いかに生産的に書くか」というアカデミック向けのハウツー本。
まだ読んでいる途中ですが、なかなか面白いのでツイッターでつぶやいたメモを以下に転載します。

Chapter 2, Specious Barriers to Writing a Lot

How to Write a Lot (by Paul J. Silvia) を読み始めた。アメリカの心理学者が「もっとたくさん書くにはどうしたらいいか」という本。基本的に想定してるのはアカデミックライティングなんだが、これなかなか面白い。
まず書けない理由(言い訳)をつぶしていく。
真っ先にやっつけられるのが「時間がないから」という言い訳。時間を「探す」限りは絶対に書けない。書くために「配分」するしかない。スケジュールに入れて書け、そんだけだと。スケジュールに入れた「書く時間」は死守すること。会議や面会で邪魔されそうになったら断れ。人の「書く時間」を尊重できんやつはどうせ「書けない」やつだ。断れないなら嘘ついて切り抜けろ。とのことw
言い訳2「もっと読んで/調べてからでないと」→それも書く時間の中でやりなさい。
言い訳3「新しいパソコン/プリンタ/いい机/書く場所があれば…」→そんなもんいらん。とサクサク斬っていきます。
言い訳4「その気になってから書いた方が」の箇所が面白かった。実験では、書きたくなったら書くグループより書くことを義務づけたグループの方が書いた量もアイディアが浮かぶ頻度も高かったらしい。実際に詩人や小説家も規則的に書いている。「インスピレーションを待つ」のはナンセンス。

Chapter 3, Motivational Tools

引き続き How to Write a Lot を読んでる。軽妙な語り口で構文も難しくないんだけど、単語がやたら難しくて辞書がないと読めない。これが心理学者のシャレなのか。
三章「Motivational Tools」に書いてあったことをメモ。
(ここまでのあらすじ)論文とかたくさん書きたいんだったらあれこれ言い訳してないでスケジュールに組み込んで定期的に書く時間取るのが一番だよ。スケジュールに入れることができたら、次のことをやってみよう。
1)ゴール設定、2)優先順位づけ、3)進捗のモニター
1)ゴール設定は、まず自分が書かなきゃいけない/書きたいプロジェクトを書き出してみる。それを具体的なゴールに落とし込む。例えば「レポートを書く」だと抽象的すぎ。「少なくとも200ワード」「最初の三段落」ぐらいまで具体化する。
2)ゴールのリストができたら優先順位をつける。目安としては、締切があるもの、学位や単位や評価に関わるものは高め。あと校正段階のものを優先。すぐに終わるし、次の段階に回せるから。特に共著のものは自分のところで止めておかないことが信用ゲットの早道。書き始めたら
3)進捗のモニター、これがモチベーション維持に有効。エクセルでも何でもいいので、表計算ソフトに日付、取り組んだプロジェクト、書いた字数、ゴール達成の有無を記録する。記録=セルフモニタリングはそれだけで行動を望ましい方向に変える働きがあるSelf monitoring が good behavior を招くというのはレコーディングダイエットがうまくいくのと一緒だね。心理学者に言われると説得力あるぜw
というわけで、せっかく新年ですし皆さん自分のライティング記録ファイルを作ったらいいと思いますよ。

Chapter 4, Starting Your Own Agraphia Group

四章「Starting Your Own Agraphia Group」を読んだ。Agraphia って辞書引くと「書字不能症、失書症」とのことなので、「書けない会」って感じかなあ?これは書くプロジェクトやアイデアやゴールについて話をしてお互いをサポートするグループのこと。
Agraphia Group がうまくいくためのポイントは五つ。
1)具体的で短期的なゴール設定をすること。会合は毎週から隔週(これ以上開くとゴールが抽象的になってダメ)、次回までに達成するゴールを各メンバーが設定→フォルダに保存→次の会で前回のゴール確認→次のゴール設定の流れ。
2)あくまでもライティングのゴールにこだわること。書くことに関係ない仕事の話(授業のこととか)はしない。ゴールの確認&設定なら一人数分で終わる。時間が余ったら書くことについて話すか、書くことに関する本の読書会をするのもあり。
3)社会的な報酬で良い行動を強化する。ゴール達成、うまくいったメンバーには賞賛、ご褒美。毎回ゴール達成ができないメンバーがいたらちょっとプレッシャーをかける。スケジュールどうなってる?と突っ込んであげると吉。大体予定通りに書けてない。
4)教員と学生は別のグループにすること。そうしないといろいろ気兼ねしちゃうからね。目指してるものも違うんだし。
5)はオマケだけど、コーヒーや紅茶を飲みながらやるのがいいよ!
最後に、グループを作るのがいいっていうのは社会心理学者も行動心理学者も臨床心理学者も認知心理学者も発達心理学者も、それぞれの立場から認めると思うよ。と結んで終わり。